スケーリング・ルートプレーニングとは
スケーリングとは、歯に付着した歯石を取ることです。特に歯の根の表面についた歯石を取って表面を整えることをルートプレーニングと呼びます。歯石はバイ菌の死骸等に、唾液中あるいは血液中のカルシウムやリンが沈着したもので、そのもの自体は歯周病を悪くしません。
しかし、歯石は表面がゴツゴツとしているため、バイ菌が繁殖する絶好の住み家となってしまい、バイオフィルムを形成されやすくなります。特に、歯周ポケット内のバイオフィルムは歯周病発症の一番大きな原因です。
そこで歯科衛生士はキュレットスケーラーという専門の器具を用い、歯周ポケット内の歯石を丹念に取り除きます。歯周ポケットが深く、歯石の量も多い場合は麻酔を打つ場合もあります。定期的に歯石を取り除き、バイオフィルムを破壊すれば歯周病を予防できます。
![歯周病で縁下歯石のついた歯](https://furuya-pros.com/wp-content/uploads/2021/01/8.スケーリング 左.jpg)
![スケーリング・ルートプレーニング](https://furuya-pros.com/wp-content/uploads/2021/01/8.スケーリング 中.jpg)
![縁下歯石のない歯](https://furuya-pros.com/wp-content/uploads/2021/01/8.スケーリング 右.jpg)